女医とも子の診察室

内科医。日々の気づき、生きること。自分の人生に取り組もう。

らしく生きるための時間管理術

 

 2年前はほぼフルタイムで仕事をしていました。 
 といっても実家のクリニックなので、融通は効かせてもらえてましたが。 

 

それでも、3人子どもがいながらフルで働くことの大変さは 

十分に思い知りました。 

 

どこにそのしわ寄せがいくのかも 

嫌というほど〜...。 

 

 

その時に学んだのが”時間管理術”について。 

 

 

一日24時間をどうしたら自分らしさも失わず、 

やりたいこともやりながら、 

しなければならないこともやっていくのか? 

 

  

そういえば、時間管理術の講座をしたこともあったのだっけ。 

受講した友人が書いてくれた懐かしい記事を見つけたので、抜粋です。 

 

 

ともちゃんをずっと観察していた私は、
 

ともちゃんの時間はいったいどうなっているのだろう。
 

ともちゃんのところには『モモ』みたいな時間泥棒の腹心がいて、

時間を欲しいだけ手に入れる魔法があるに違いない。

 

そんな、馬鹿げた事を本気で考えるくらい、

あらゆることを手を抜くことなくこなしているイメージがあったのです。

 
 
 
3人子育てしながら、 

医師をしながら、 
 
ビジネスの勉強に人一倍時間をさきながら、 
 
さらに本を読んで毎日ビジネス仲間のためにまとめと気づきをアウトプットし、
 
ブログを毎日欠かさず更新し、
 
ベジダイエットにも参加して、
 
何十人というコメントにいち早く対応し、
 
直接メッセージをすれば直ぐに返事がくる。
 
他の人の投稿も読んでしっかりコメントものこしている。

 

一体どうなってるの!?

 

という私の探究心は、ここまで読んだ人なら分かるはず。

 

小さな子どもを育てながら、仕事をしているだけで
私たち女性は自分の身だしなみさえ疎かになるほど慌ただしい日常に飲み込まれいつしか自分らしさというものをどこかに置き忘れて来てしまうように思います。

 
それでも私たちは

どうにか『わたし』として

『わたし』らしくのびのびと生きていきたいと強く思い続けています。
 
 

ともちゃんからは、
通り一遍のビジネス書に書いてあるような薄っぺらい時間管理術ではない、

『わたし』だけの、『あなた』のだけの時間管理術を教えていただける。

 

そのように感じたため、お願いしました。

 
 
そして今日、想像を遥かに超える素晴らしいシェアをしていただけました。

 

やはり私が一番感じたのは、

医師として【死】を身近に感じ、【命】と対峙するともちゃんだからこそ伝えることのできるメッセージが、そこにあった。ということです。
 

 

 

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当時を思い出せば、 

私は必死にもがいて「そこじゃないどこかへ行こう」と 

がんばっていました。 

 

だから、ここにある時間を余すところなく 

使いたい。 

 

そういう気持ちで学んでいたのですね。 

 

今日はその時に開いた”時間管理術の講座”のシェアをします。  

 

 

①時間管理術の大前提 

 

時間=人生=命 
 
 
このことを意識しておられる方が

どれだけいらっしゃるのでしょうか? 
 
私は、数多くの方を看取ってきました。 

その方の時間が止まる時をみてきました。 
 
そうなったときに、 
 
「自分がどんな風に人の心に残っていたいですか?」 
 
 
 
逆から考えてみること。 
これがとても大切ですよね。 
 

 

 終わりのことなんて今から考えてられないよ!!

そんなのは、どうでもいい!! 

とにかく『今』が必死なんだ!

それどこじゃない! 
 
 
そんな声が聞こえてきそうです。 
 
 
だけども、

行き先もない旅。

目的もない旅。 
 
たくさん時間があるようでも、 
 
そんな旅を続けることで

いいのでしょうか? 
 
 

 

 

「自分がどう生きたいのか?」 
 

 
 
こういうことを一度きちんと時間をとって
考えることが、 
自分の人生、自分に対する誠意だと思うのです。 
 
 
どんな人でも、 
「今、ここにいる。」

ということに、意味があるということ。 
 

 

その責任から逃れたらダメですよね。 
 
 
だから、もっともっと
「自分がどう生きたいのか?」を考えることが 

とても大切だと思っています。

そこで出てくるのが
「自分憲法」を書いてみることです。 

 

 

②自分憲法をつくってみる。 

 

それは自分の中心となる

•どのような人間になりたいか

•何をしたいのか

•それらの土台となる価値観と原則


そういうことを書くのです。  

 

 

「自分憲法」があることで、

人生の中で大切な決断をするときにも

あるいは、怒濤の変化の渦に巻き込まれたときにも

感情に流されることなく

日々を過ごせるよりどころになるのです。



自分の中心に「変わることのないもの」があることで

どんな変化にも耐えられるのです。

さもなければ、自分が何者なのか?

何を目指しているのか?

何を信じているのか?



いちいち、事が起こる度に

あっちへゆらゆら こっちへゆらゆら

結局周りの環境の力、他者の力に流されてしまい、

最後になったとき

「私の人生はなんだっのか?」

と思うのも当然なのです。 

 

 

今なら、インターネットをひらけば 

こうしてありとあらゆる情報が溢れ、 

SNSであの人があ〜いった、こういった、 

あの人がこんなことをしてる。 

 

 

他人に簡単に流されやすくなります。 

 

 

「変化すること」と 

「他の誰かのようになること」は 

まったく似て非なるものだと思います。 

 

 

自分の人生を生きたい。 

自分らしく生きたい。 

 

 

そう少しでも思うのなら、 

立ち止まって一度「自分憲法」をつくってみることを 

おすすめします。 

 

 

憲法改正」だってもちろんしていいのです。 

生きていれば変化していくものだし 

人は十分に矛盾していていいと思っています。 

 

 

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③ここまで考えてから初めて時間管理 

 

人生の時間は切り貼りするようなものではないと思っています。 

 

スケジュール帳にびっしりと予定を入れておかなければ不安。 

これは心に少し原因があるのかと思っています。 

 

もちろん、本当にやりたいことがそんなにたくさんあるのなら 

楽しんでそれをしたらいいですね。 

 

そうではなく 

スケジュール帳に予定が日があると 

「自分はイケてない」 

「自分はやれてない」 

「自分は成功できてない」 

「自分は前に進んでない」 

 

そのように思ってしまうから、 

どうにかして予定を埋めようとする。 

 

そんなに会いたくもない人に会いにいく。 

そんなに行きたくもない場所にいく。 

そんなに観たくもないものを観にいく。 

そんなに読みたくもない本を読む。 

そんなに受けたくもないセミナーを受けにいく。 

 

 

こんなことをしていたらいくら時間があっても足りません。 

 

 

まずは「それが本当にしたいことなのか?」

もう一回聞いてみましょう、自分に。 

 

 

さて、そこで時間を4つに分けてみます。 

 

目の前にある、「やること」「やらないといけないこと」「やりたいこと」 

これらをまず、紙にすべて書き出します。 

①、②、③...と番号をつけておくと簡単です。

 

 

A:優先順位が高く、自分でないとできないこと

B:優先順位が低くけど、自分でないとできないこと

C:優先順位が高く、自分でなくてもできること

D:優先順位が低く、自分でなくてもできること  

 

書き出した①〜続く「やること」を上の4つのA~Dのグループに分けていきます。 

 

そしてやっていく順番は 

A▶︎B▶︎C▶︎D  です。 

 

家事なんかがたくさんあると、「あれもやんなきゃ。これも!」と 

イライラすることがあります。 

 

だけれでも冷静になってこの4つに分類してみると 

この通りにやるだけ。 

「C、Dは自分がやらなくてもいいんだ」と分かってるだけで 

とても気が楽になります。 

 

時間管理術はなにも超忙しいビジネスマンのためのものでもなく 

むしろ、「雑多にやらないといけないことだらけ!」とイライラしてしまう人ほど 

これをやってみると、とてもすっきりと一日が過ごせると思います。 

 

 

④ムダなことに時間とエネルギーを費やさない 

 

何に対して自分の時間とエネルギーをかけていますか? 

いくら時間管理術を学んだとしても 

余計なこと、ムダなことに時間とエネルギーを使うのは 

消耗してるだけ。



コントロールできないことへの対処法を考えましょう。 
 
 
1:何に関心事を持っていますか?

関心というのは懸念することから、興味あることまで
考えてみてくださいね。 
 

健康、家族、職場の問題、国の財政、核戦争、

広範囲になる場合もあると思います。 
 
 
それを「関心の輪」の円の中に入れてみます。

すると、円の中の関心事で

a   自分でコントロールできること

b   自分でコントロールできないこと 

 
があることに気がつきますか? 
 
 

 

自分でコントロールできること

「影響の輪」に入れましょう。
 
 

 

この2つの円「関心の輪」「影響の輪」のうち
自分が時間と労力を主にかけているのはどちらですか? 

 
 
「主体的な人」

影響の輪に労力をかけます。

自分が影響を及ぼせる物事に働きかけています。 
 
主体的な人のエネルギーには、

影響の輪を押し広げていくポジティブな作用があるのです。



一方で「反応的な人」

影響の輪の外側に労力をかけます。

他者の弱み、周りの環境の問題点といった

自分にはどうにもできない状況に関心が向くのです。

こうした事柄にばかり意識を集中していたら、

人のせいにする態度、反応的な言葉、被害者意識が

強くなっていくのです、

自分が影響を及ぼせる物事をおろそかにしてしまうと、

ネガティブなエネルギーが増え、

 

その結果、自分が影響を及ぼせることが減っていきます。 

 

影響の輪がどんどんしぼんでいきます。

 
 

 

 

関心の輪の中にとどまることは、

その中にある物事に支配されることになり、

ポジティブな変化を起こすために必要な

率先力を発揮することができないのです。 
 
 

 

 

私たちが直面する問題は

①直接的にコントロールできる問題(自分の行動に関わる問題)

②間接的にコントロールできる問題(他人の行動に関わる問題)

③コントロールできない問題(過去の出来事や動かせない現実)

 

これらは、主体的なアプローチをとることで、

解決することができるのです。



自分が直接的にコントロールできる問題は、

習慣を改めれば解決できます。


 

間接的にコントロールできる問題は、

影響を及ぼす方法を考えることで解決できます。

影響をどう及ぼすのか?をたくさん考えておくことです。 


 

 

コントロールできない問題の場合には、

その問題に対する態度を根本的に改める必要があるのです。

どんなに気にいらなくとも、

自分の力ではどうにもならない問題なら、 

 

そこから距離をとる、


なるべく穏やかな気持ちでそれらを受け入れて

生きるすべを身につけることしかないのです。
 
 

 

 

上記にあげた3つの問題について、 

 

①自分の習慣を変える

②影響を及ぼす方法を変える

③コントロールできないなら自分の態度を変える

 

 

こういうことを日々していくことが 

「自分を生きる」っていうことなのかな、と思います。 

 

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まとめると  

 

終末医療、緩和医療、高齢者医療に関わりながら多くの方に接してきて 

重い病気になってから

「もっとこうしていたらよかった」 

「もっとこれをしておきたかった」

という後悔をされる方々の姿から 

 

もっと若い人、今は元気な人にも 

時間=人生=命 

ということを考えることに 

少しでも時間をとってもらえたのなら 

病院に来るまえにその人らしい生き方ができるんじゃないか?という 

思いからのわたしのメッセージです。 

 

それは自分に対してもです。 

人は我慢するため、耐えるために生きてるのではありません。 

 

  

今日もすっきり気楽な一日を!  

 

 

 

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