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女医とも子の診察室

内科医。日々の気づき、生きること。自分の人生に取り組もう。

子どもが、おもちゃを貸してあげられないんです。

子どもどうしで遊んでいて、

 

「おもちゃかーしーて!」

「やだよ!」

 

すると、お母さんが出てきて、

 

「お友達に貸してあげよ〜ね。」と

 

最初は猫なで声で言って聞かせ、

 

それでも貸さないと

 

「貸してあげられない子は、今度借りたいときに、貸してもらえないよ。」

 

と、理論的に説得してみる。

 

それでも貸せないと

 

「おもちゃ貸せたら、飴あげよっか」

 

と、賄賂作戦に。

 

それでもだめだと、

 

「貸さないなら、もう知らないよ!」

と脅しに。

 

それでも貸せないと

 

お母さんが子どもから、無理やりおもちゃを取り上げ

 

お友達に「さあ、どうぞ」

 

子どもは大泣き!!

 

こんな場面がありますよね。

 

私も思い当たります。

 

 

 

親としては

 

「おもちゃを貸せるこども」にしたいですよね。

 

子どもの成長や、自分との信頼関係よりも

 

その場にいた” 他の親の目 "を気にしてしまう。

 

よくあることです。

 

 

 

私はそういうことをしてしまった後、

 

とても後味が悪く

 

子どもに悪いことをしたし

 

自分の精神的レベルの低さに嫌気がさしたものです。 

 

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成長・発達には順番がある



すべての生き物には、

 

「成長と発達」に正しい順序があるのですね。



人ならおもちゃを貸してあげる、などの

 

「分かち合い」ができるようになる前に

 

「所有」を経験しないと

 

「分かち合い」はできないのです。 
 
 

 

 

一度、” 何かを所有して満足をする経験 "をしたなら

 

 

自然とその後、

 

自発的に貸せるようになるのです。

 

 

ですから、子どもだったら

 

散々、自分でおもちゃでも、おやつでも

 

「自分だけのものだ!」を満足いくまで経験しないと、

 

友達におもちゃを貸すなんて、できないのが

 

成長と発達の順番です。

 

その子がいけないんじゃないんです。

 

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大人にも当てはまる

 

 

それは子どもの話だけではありません。

 

夫婦関係や家庭の中でも言えることです。

 

 

 

自分が何かを所有したと実感したことがない人たちは

 

無意識に与えたり、分かち合ったり、

 

そういうことを拒むことがあります。

 

 

例えば、

 

子どものころに思い通りに何かさせてもらっていない。

 

したいのに、親が禁止をして、できなかった。

 

「自分が自由に選択したことをやってもいい」

 

これを経験したことがない親は、

 

子どもにも、それを許す、与えることができません。

 

 

職場でも、

 

子どもの頃に「自分のことは、自分でやりなさい」を徹底されてきたひと

 

仲間が困っていても

 

「それはあなたの職務でしょ」と

 

「手助けをする」ということ、「自分の労力を分かち合う」ということが

 

できないのです。

 

 

「満足のいく所有感」を体験して、

 

「分かち合うことの大切さに気がつく」という、

 

手順をきちんと踏むことが大切なのですね。

 




所有感がないままに

 

「人のために分かち合おう」とすると

 

やはり不自然になり、

 

「無理矢理奪われた」被害者意識が

 

芽生えてしまうのも仕方のないことです。

 

 

ありますよね?

 

 

本当は、自分が先にそれをしたかったのに、

 

気がついたらいつもの調子がいい彼女に

 

「あ、いいよいいよ、先で」と譲っていた。

 

あとで、ものすごいムカつきと、落ち込みと、後悔が。

 

でも、それは調子のいい彼女が悪いんじゃなくて、

 

まだ自分が満足してないのに、

 

相手に譲ってしまう自分がいけないのです。

 

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まとめると

 

子どもがおもちゃを貸してあげられないのなら、

 

まずは子どもを甘やかしましょう。

 

子どもは甘えていいのです。

 

甘やかしすぎておかしなことになる?

 

逆です。

 

十分に甘えて、所有感が得られたら、

 

勝手に、自然に、自立し、分かち合うようになります。

 

 

これまで、きびしくしていたら、

 

最初、甘やかす、所有させると

 

「ほら!ひどい!調子にのって!」となるのは

 

反動なので、当然です。

 

そこを、通り過ぎましょう。

 

「成長は待つ」こと。親は修行です。

 

 

 

そして、大人でも満足のいく「所有感」を経験したことがなかったら、

 

大人げなくても、

 

「わたし、いい?」って

 

お先に失礼してしまいましょう!

 

あるいは、

 

子どもより先に、ケーキを選んだっていいじゃないですか!

 

 

 

小さなことから

 

まずは自分で「所有」してみることを

 

体験しましょう。

 

そして、自然なカタチで

 

「分かち合い」ができるようになると

 

いいですね!

 

 

満足のいく分ち合いができるようになると、

 

楽ですよ。

 

無理して、分けようとしなくなりますし!

 

「ないものはない!」でおしまいですから。

 

 

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それにしても、子どもが言うことを聞かなくて!! 

そういう方に、こちらの記事もおススメです♡ 

comuron47.hatenablog.com