女医とも子の診察室

内科医。日々の気づき、生きること。自分の人生に取り組もう。

「ほんと、ダメだよね」と言われて、傷つくひとへ。

他人に「ほんと、そういうところダメだよね」と言われたら、
 
傷つきますか?
 
 
 
「バカ」「ブス」「デブ」「役立たず」など、
 
人をけなす言葉はいろいろあります。 
 
 
 
「母親のくせに、子どもの世話を後回しにして。」と
 
誰かに言われることに、
 
わたしは過剰に、傷ついていました。
 
そうは言われなくても、子どもが病気になったりすると、
 
「ほらね、あなたの気が逸れてるから」と言われて、落ち込んだり。
 
 
 
 
でも、それは本当に、
 
それを言った他人が、自分を傷つけたのでしょうか? 
 
それを言った他人に、自分は傷つけられたのでしょうか?
 

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誰が傷つけてるの? 
 
 
例えば、けなす言葉の中で
 
自分が傷つく言葉、傷つかない言葉が
 
ありませんか?  
 
 
 
「役立たず」と言われたら傷つくけど、
 
「のろま」と言われても傷つかないとか。
 
 


他人から言われた言葉で傷ついたとき、
 
それは自分が「そうだな」と思っていることを
 
言われたときに、「傷ついた」と感じるのです。  
 
 

自分自身が「役立たず」と思ってるから、
 
「役立たず」と言われたら傷つくのです。 
 
 

自分がそれに対して何とも思っていなかったら、
 
絶対にその言葉はアタマに引っかからないですね。  
 
 

つまり、” 相手の口から出たその言葉 "を、
 
" 一番認めているのが自分 "ということになります。 
 
 


そう、” 他人の口 "を借りて、
 
" 自分の意見 "を言ってもらってるかのように! 
 
 
 
先ほどの、わたしの例でも、
 
「仕事をしていると、他のおかあさんよりも
 
世話ができてないのではないか?」と
 
私がいつも、どこかで罪悪感を持っていました。
 
わたしのおかあさんは、専業主婦でしたから。
 
 
 
だから、「母親のくせに、子どもの世話を後回しにして。」
 
そう、言われたことを、” そのとおり " と
 
私が一番認めてしまっていたのですね。
 
 

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評価 • 判断しているのは自分

 
世の中で怒っている出来事は、

中立、中庸で起こっているということを、
 
アタマの片隅に置いておくといいですね。
 
どんな出来事も、起こっていることに、
 
本質的には「良い、悪い」はないのです。
 
起こるべくして、起こっているのですから。 
 
 
 
それを評価 • 判断しているのは、自分です。
 
「他人に言われたことを 
 
どう解釈して判断して受け止めるのか?」も
 
すべて自分がそうしているのですね。 
 
 
 
ですから、
 
他人と対立して、「傷ついた!!」と思ったときに。
 
ちょっと視点をあげてみて
 
「相手が言ったことは、ただ言いたいから言っている。
 
自分がそれを、” そうだ "と認めた。
 
だから、傷ついたのかもしれない」
 
 
 
そういう風に少し客観的に考えられたら、
 
自分が「とても傷ついた!」ということは
 
減ると思いませんか?
 

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他人からのことばは、自分への問いかけ
 

私も、「人にこんなこと言われた」と
 
すぐに腹を立ててしまう悪い癖がありました。 
 
でも、「それを言わせたのも自分かもしれないな」と思えば、
 
「ふむふむ、わたしはそんな風に自分を責めていたんだな」と
 
思うようになりました。
 
 
 
そう、他人に言われたことばに
 
腹を立てたということは、
 
その言葉は自分自身が自分に対して思ってること。
 
そこに気がつくと、
 
「なんでそういう風に自分のこと思ってしまってるの?」っていう
 
自分への問いかけになります。
 
 
 
私だったら、
 
「仕事ばかりして、子どもを面倒みない悪いおかあさん」と
 
自分のことを、過剰に責めていたのですね。
 
実際はだからこそ、過剰に子どもの世話、特に食事などを
 
完璧にしようと、頑張り過ぎて、
 
逆にイライラして、疲れていました。
 
 
 
「わたしは責めることなんて、ない」
 
そう思えたことで、今は、仕事と子育てのバランスもよくなり、
 
何より、罪悪感なく気持ちよく過ごせることが
 
一番いいな、と思えるようになりました。
 
 
 
まとめると
 
 
他人からのことばは、
 
自分への問いかけにもなるのですね。
 
そう思えば、
 
「傷つけられたくない」と自分のこころに
 
重たい蓋をして、身を守る必要もなくなり、
 
いつもこころを開いて、
 
真正面から人と向き合えるようにもなります。
 
 
 
相手だってひと。
 
ひと同士。
 
ひらいたこころを持ったひとには、相手も正直になります。
 
ビクビクすることも、ないのですよね。
 
ひと付き合いも、たのしみましょ。 
 
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それでもあの人から言われた” あのひとこと " が頭から離れなくて。 
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