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女医とも子の診察室

内科医。日々の気づき、生きること。自分の人生に取り組もう。

気持ちのよい身体とこころに したいのなら。

外来をしていると、 

 

ほんとうに、大したことがない

 

咳、鼻水が出るから、

 

少し熱っぽい、

 

熱がある(38度くらい)、

 

下痢をした、

 

そんな感じのことでも、

 

病院に来て、薬を欲しがります。

 

 

病気になっている、ということは、

 

必ず、その前の生活の中に、

 

何かしらの問題があるから、

 

病気になっています。

 

 

 

何かしらの問題というのは、

 

口から入れるもの、

 

生活する上での環境(大気汚染、環境ホルモン、家の壁紙などなど)、

 

人間関係、

 

職場で暴露しているものたち、

 

休養がとれない、あるいは、休もうとしない、

 

そして、自分のこころのコントロール

 

 

 

これらが何かしら、身体の耐えられる分を越えて、

 

ジリジリと、責めてきたときに、

 

病気として、現れてくるのだと

 

わたしは考えています。

 

 

 

ですから、

 

わたしは、外来で

 

その症状に対しての対症療法としての

 

薬を出しているだけ、というのは、

 

自分の仕事は果たしてなんだろうか?と

 

悩むことがあります。

 

 

 

なぜなら、

 

単に薬を飲んで、見た目改善したとしても、

 

同じ生活をそのひとがまた、続けていけば、

 

また、病気になります。

 

繰り返し、そのうちに、

 

もっと重症度が上がっていくでしょう。

 

 

 

それは、

 

まるで、絵の具のバケツが

 

色を使えば使うほど、

 

汚れていくように。

 

身体もこころも、調子が悪いとき、安易にクスリを飲むことは、汚れた絵の具のバケツに、さらに、色の付いた筆を突っ込むようなものだと思います。 一度バケツの水を、捨てて、きれいにする。つまり、口に入れるもの、生活態度、人間関係、そういうものをきちんと見直さないかぎり、治らない。

 

 

休憩時間に、思わずつぶやいたわけです。

 

 

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ちょっとした不調があるときが、

 

自分のことを見直すチャンスなのに、

 

不調を消すために、

 

病院にきて、医者から薬をもらうことが、

 

解決策だ、と信じているひとがほとんどです。

 

 

 

そして、

 

絵の具のバケツがどんどん、汚れていき、

 

たどり着く先に、何があるのでしょうか。

 

 

 

とうとう、ここまで、来てしまったか。

 

そうなってから、

 

「なんで、自分だけが、こんな思いをしなければならないのか!」と、

 

怒りをぶつける先は、どこですか?

 

 

 

わたしは、

 

「私がなんで、ガンなんかになるんだ!」みたいな怒りを

 

ぶつけられると、

 

「そのように、生活をしてきたのは、誰なんだろう?」

 

心の中で、ほんと、思います。

 

 

 

 

治せないのか!と、

 

怒られる。

 

ギャグですよね。

 

なんで、わたしが、怒られるんだろう、と。

 

「あなたのバケツの使っていたのは、あなたですよ」

 

 

 

生き様が死に様。

 

別に、死に際を美しくしなさい、なんて

 

思いませんし、

 

操作をすることができないのは、

 

いろんな方を看取ってきて、

 

わかります。

 

生き様がそのまま、死に様になることが。

 

 

 

自分が自分のバケツを管理せず、

 

誰かそれをしてもらうなんて、

 

それは、自分に対して失礼です。

 

身体やこころが、おかしくなるのも、

 

当然。

 

 

 

「おだいじに」と患者さんに声をかけるのは、

 

「その薬を飲んでれば、いいですよ」ではないのです。

 

「あなたの、身体とこころのために、もっと大事に扱ってくださいね」という気持ちで

 

「おだいじに」と

 

わたしは、帰っていく患者さんに声を掛けているのです。

 

 

ですから、

 

今から、できることは、

 

すぐに始めること。

 

完璧なんていうのはないし、

 

そのひとの身体に合うものは、

 

そのひとにしか、分からない。

 

 

軽自動車に、スポーツカーのガソリンは

 

入れても、ダメ。

 

ただ、

 

これは、良くないことだ、と知らない、

 

あるいは、良くないと言われてわかっているけど、

 

「めんどくて、ついね」ということがあるのなら、

 

それを知ること、

 

それはやることが、

 

自分のバケツを管理するひとの責任です。

 

 

 

ですから、

 

外来でも、医者任せで、

 

何の興味も自分の身体に持っていないひとには、

 

わたしは、構わず、薬を出して

 

お帰りいただいています。

 

 

 

自分の身体を大事にしたいのに、

 

そのやり方が間違っていたり、

 

その方法がわからない人で、学ぶこころがあるひとには、

 

身体に合う食べ物、控える食べ物、

 

こころの持ちようなどを、

 

必ず、お話します。

 

だって、

 

バケツがそのままじゃ、

 

ダメなんですから。

 

それを、イヤというほど、

 

みてきたので。

 

 

 

わたしが、そのバケツを

 

ただただ、薬で汚すことは、

 

やりたくありません。

 

 

 

 

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