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女医とも子の診察室

内科医。日々の気づき、生きること。自分の人生に取り組もう。

目の前の相手と対峙する

外来してると


いろんな人が来ます。


私はそこで


自分を鍛えてるんだなーと


思います。





身体、命に関することは


不安に直結するわけで


患者さんは本気でやってきて


喰ってかかってやろう!ってひとも


中にはいるのです。


今日もそんな1人が


外来にやってきました。


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かつて、わたしは


そんなふうに


俺に何か間違ったこと言った奴は


許さねー!みたいな人が


目の前に座られると


蛇に睨まれたカエルのように


相手の機嫌を損ねぬように、


ビクビクして


診察していました。


すっごく疲れました。


結果


怒られたり、することも


ありました。




だけど、


今は、私は別に


怒られようと嫌われようと


構わない、というスタンスで


椅子に座っています。


だからといって


機嫌も悪くなく


ただ、座って相槌を打ちながら


話を聴いています。




食ってかかる系の人たちは


相手がまず、逆らわずに


判断せずに


聴いてくれてると


満足します。




ですが、


わたしは言いなりにはなりません。


プロだからです。




先生、


これとこの検査やってくれれば


いいよ、と


今日も言われました。




昔なら


はい、わかりましたーと


言ってたでしょう。



ですが


今はそれはここでやる必要ない、と


思うことは


やりません。




理由をきちんと話して


わたしは引きません。




ここが大切なんだな、と


つくづく感じます。




ひとが、ひとをみるときに


この人は信頼できるかどうか?は


自分の言いなりになるかどうか?ではなく


自分のことに


親身になってくれるかどうか?


なのですね。




わたしは


スッゴイ怖いと思いながらも


でも、ここは、というところは


自分の意見をハッキリ伝えます。


怒鳴られるかもなって


思いながらも。




一瞬の間があいて、


相手がニコリと笑い、


先生がそう言うんじゃー


そうなんだな、と


言われた時


あーよかった、と


少しほっとします。


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目の前のひとと本気で対峙することは


ものすごいエネルギーを使います。


一対一。


周囲に人がいても


気に留まらないほど。




だけど


そこまでするから


伝わるものもあるのだと


数々の修羅場?を通じて


思うのです。






午後は、おばあちゃんが来て


初めての診察を終えたら


「先生優しいから、また来るよ。


お友達になっちゃった。」と


何度も手を握って離さない。


嬉しいものです。



どんな人が目の前にきても


同じような姿勢で


変えないこと。


ヤバイな〜〜こわいなーって


思う時ほど


自分を奮い立たせつつ


穏やかさは忘れないこと。




八方美人は


魔力がないし


どんな人がきても


わたしはわたしで


対峙する。





日々、そう思います。