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女医とも子の診察室

内科医。日々の気づき、生きること。自分の人生に取り組もう。

睡眠薬、辞められますか?

普通に、睡眠薬を常用している人が

 

結構います。 

 

本人にとっては

 

飲んで寝るのが当たり前です。

 

 

私は違和感を感じます。

 

 

 

それが、若いひとであればあるほど、

 

この先もずっとそれでいいのかな?と

 

思うのです。

 

 

 

なんで、眠れないのか?を

 

探さなくてもいいのかな?と。 

 

 

 

内科の外来でも、

 

睡眠薬の処方はできますので、

 

眠れないひともやってきます。

 

 

 

ここに、一つの例を示します。

 

 

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高校時代から睡眠薬を飲んでいました。

 

眠れないから。

 

そして、今、子育てもしながら

 

働いています。

 

どんなに疲れるでしょうね。

 

それでも、眠れないから

 

今も睡眠薬を飲んでいるとのことでした。 

 

 

 

彼女はわたしにこう、聞きました。

 

「先生、睡眠薬、辞められますか?」

 

 

 

「もちろん、辞められると思うけど

 

それには、見ないといけないところが

 

あると思うよ」と。

 

 

 

彼女をみたときに、

 

私はその表情の中でも

 

特に、目つき、に注目しました。

 

全体に、顔がこわばり、

 

目が吊っているといったらいいのかな、

 

まあ、いつも緊張して

 

がんばっている顔です。

 

 

 

「子どものこと、ガミガミするの?」と聞いたら

 

「もう、ガミガミしっぱなしです。」って。

 

 

 

それが答えの一つです。

 

 

 

人にガミガミするひとは

 

自分のことも、常に頭の中で

 

起きてるあいだじゅう、

 

ガミガミしています。

 

 

 

あ、わたし、また失敗した、ダメだ。

 

なんで、要領悪いのかな。

 

あの人私のこと、悪く思ってるかも、どうしよ。

 

ご飯のおかずが足らないかも。

 

子どものこと、可愛がれてないかも。

 

また、無駄遣いしたかな、節約せねば。

 

 

 

ずうっと、起きてるあいだじゅう

 

自分にずうっとダメだし続け、

 

それに対応できるように

 

起きてるあいだじゅう、

 

頑張り続けます。

 

 

 

それは、

 

眠る瞬間まで続きます。

 

 

 

人の身体は

 

自立神経で支配されています。

 

呼吸、心拍、体温、消化吸収etc

 

ものすごく大事な仕組みです。

 

 

 

そして、

 

自律神経は交感神経と副交感神経に分かれていて

 

眠るには

 

副交感神経が優位に働いててくれないと

 

リラックスできません。

 

 

 

彼女の例で言うと、

 

どうでしょう?

 

 

 

 

寝る瞬間まで

 

ダメだししつつ、

 

やるべきことに追われ、

 

やってもやっても、

 

今日もこれで良かったのだろうか?と

 

不安になる。

 

 

 

これだと

 

もろ、交感神経優位な状態です。

 

そりゃあ、

 

眠れないでしょう。

 

 

 

ね。

 

 

 

 

人の身体って

 

よくできてるから、

 

それだと、寝られない。

 

深呼吸したくらいじゃ、

 

これだと眠れないと思います。

 

 

 

彼女に私がしたアドバイスは、

 

まずは、自分にダメだししてることに

 

気がつくこと。

 

そして、

 

家というのは、

 

皆が日中外でがんばってきて

 

帰ってきてダラダラと寛ぐ場所でしょう?と。

 

だから、

 

頼まれてもいない家事に追われて、

 

それでイライラするのは

 

家族にとったらどうなんだろうね?と。

 

 

 

 

そして、彼女がそうやって

 

ダメだしする理由は

 

どうしてだと思いますか?

 

 

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comuron47.hatenablog.com 

 

 

この記事に書いたばかりですが、

 

親子関係は

 

連鎖します。

 

 

 

わたしは、彼女に聞きました。

 

「自分も、ガミガミされてきて、

 

条件付きで、かわいがられたでしょ?」

 

 

 

ごめんね、彼女を泣かせてしまいました。

 

 

 

でもね、

 

つらくても、そこを見ないことには

 

連鎖を断ち切ることも、

 

自分を責めることをやめることも、

 

できないのだよ。

 

 

 

決して

 

バカにしたり、いじめたり、

 

えぐったりしたいから

 

指摘するのではないから、

 

それは許してね。

 

 

 

結局、人は

 

育てられたように育てます。

 

気がついたら

 

それを改善させたり、やめたり、

 

もっと良い方法で育てたり

 

できるようになります。

 

 

 

彼女の場合は

 

高校生の頃にはすでにもう、

 

親と自分でダメだしし続け

 

かわいそうに、

 

眠れなくなっていたのだね。

 

 

 

彼女をみてると、

 

5歳くらいのかわいい女の子が

 

「ねえねえ、かわいがってよ〜」って

 

甘えているようだったよ。

 

 

 

そうだよね。

 

そもそも、子どもは

 

無条件に愛されるべき存在なのに、

 

どうだろうね。

 

 

 

みんな、忙しいね。

 

受験だ、習い事だ、お友達だ、なんだ、って。

 

 

 

それをすべてこなさないと

 

愛してもらえないなんて、いうことは

 

どうなのかね。

 

 

 

ま、それは話がそれるからまたにして。

 

 

 

 

とにかく、

 

自分と他人にガミガミする自分に

 

気がつくこと。

 

そして、完璧なんてないこと。

 

「なにかやることないか?」と探さないこと。

 

これ、少しやってみてね。

 

そう、アドバイスしました。

 

 

 

 

「先生、わたし、まだ、何かやろうとしてまいした」って

 

笑って、

 

「すごく楽になりました」って。

 

 

 

それでいいし、

 

それがいいよ、

 

自分もみんなも。

 

 

 

睡眠薬を辞めることは

 

簡単ではないけど

 

その理由を掘り下げていきさえすれば

 

出口は必ず見つかるからね。

 

 

 

comuron47.hatenablog.com