女医とも子の診察室

内科医。日々の気づき、生きること。自分の人生に取り組もう。

発達障害と言われている男の子とお母さん。

発達障害と言われている男の子と 

 

そのお母さんのカウンセリングをしました。 

 

元々は、お母さんの慢性的な体調不良が不安、

 

そちらの原因の相談で申し込まれましたが、 

 

一緒に、12歳の男の子も来てくれました。 

 

 

 

写真で見た通りの

 

穏やかな男の子でした。

 

 

私は、「発達障害」を診断する医者ではありませんし

 

発達障害の子どもを

 

たくさんみたことはありません。

 

 

なので、私は

 

その子を「12歳の○○くん」として

 

最初から眺めていました。

 

 

 

私からみた、12歳の少年は

 

自分の中で何の不安もない、

 

自分の世界が完成されている

 

ものすごく親愛といったらいいのか

 

攻撃性がまったくない人」でした。

 

 

 

お母さんは

 

それはそれは、保育園、小学校、中学校と

 

その都度、「私が守らないと」

 

「私しか理解者はいないのだから」

 

がんばってこられました。

 

 

 

少年はすでに、12歳までの成長のあいだに

 

「自分がどうしたら周りの世界と

 

接点をうまくもてるのか?」

 

「自分と周りのひとが違う中で

 

どうしたらうまくやれるか?」

 

すでに会得している、と私は思いました。

 

 

 

本人にそれも、確認しました。

 

「大丈夫、わかってる。」

 

 

 

 

なので、お母さんの体調不良に関しては

 

「そろそろ、息子さんのために生きるのではなく、

 

自分のこと、これからの自分について考え、

 

不安でしてしまう、先回りの行動を

 

減らしていく時期なのかも

 

しれませんね。」

 

こう、お話しました。

 

 

 

 

実際に、息子さんは学校たのしい、

 

宿泊学習も、ものすごくたのしみ!と

 

お母さんの不安をよそに

 

学校生活も

 

たのしんでいました。

 

息子さんの成長に伴い

 

お母さんが、少し置いてきぼりになり始めたところ、

 

なのかもしれません。

 

 

f:id:comuron47:20160823215726j:plain

 

 

発達障害なのだから」

 

私がついてないと。

 

私が守らないと心配。

 

自分が生きているうちに、

 

どうにか、しあわせになってもらわないと。

 

 

 

その通りだと思います。

 

 

 

だけど、そこで私が問うたことは。

 

 

 

「しあわせ、とはなんですか?」

 

「成功とは、なんですか?」

 

「どんな人生が、良いと思いますか?」

 

 

 

という質問です。

 

 

 

実際に、それを自分で考えてみると

 

一言では言い表せませんね。

 

でも、そこをじっくりと考えてみることです。

 

 

 

すると、自分が漠然と

 

「しあわせになってほしい」と思っているものをが

 

雲を掴むようなものであって

 

それを願っていたから

 

不安だったのかもしれない、と

 

気がつくでしょう。

 

 

 

その少年のしあわせ、ってなんでしょう?

 

行ける高校を受験し、

 

大学も受験し、

 

サラリーマンになって勤め

 

結婚をする。

 

これが、その少年に願うことですか?と、

 

聞きました。

 

 

 

発達障害というのは、

 

果たして、障害なのかどうか、

 

わたしには、わかりません。

 

私には、どうみてもその少年が障害がある、とは

 

思えなかったし

 

ただ、

 

「普通に、学校教育になじみ、いわゆる日本における

 

こうこう、こうなって、こうして、結婚して子どもを生むことが

 

大人になることですよ」からは

 

はみ出るでしょう。

 

でも、それからはみでる人が障害があるのでしょうか?

 

はみ出たら、いけないのでしょうか?

 

生きる道は一つですか?

 

わたしには、わかりません。

 

 

 

お母さんも、きっと

 

「世間でいう恐らく、しあわせってこう。 

 

大人になるって、こう。」

 

それと、お子さんの将来を比べたときに

 

お子さんは、お母さんが思い描く未来ではない、可能性が高い。

 

しかも、想像できるのは

 

マイナスのキーワードばかり、ニート、引きこもり、のような、

 

それだと、当然、不安になって

 

体調もおかしくなるのですね。

 

慢性的な不安というのはそれだけ

 

心身を壊す威力があります。

 

 

 

子育てをしていて、

 

担保も保障もなく

 

その子を信じられるか?

 

その子の人生を、認めてあげられるか?

 

どんな仕事についても、許せるか?

 

 

 

 

その少年は、英語が好きで、

 

世界地図をいつも、みてる、とのこと。

 

ものすごく、好奇心旺盛です。

 

明らかに、そのうちに、大海原に旅立つんだろうな。

 

私は、そのビジョンをお母さんにも話しました。

 

そのうちに、「いってきま〜す」と

 

いろんな国に子どもが好奇心を持って出て行くときに

 

お母さんが「いってらっしゃい」と言えるような

 

準備を、するのが大事なのでは?と。

 

 

f:id:comuron47:20160823215814j:plain

 

 

親は、自分の子どもはどんな子でも

 

ずっと心配です。

 

でも、その不安、心配の度合いが強すぎると

 

「そろそろ巣立ちですよ」の時期に

 

「わたし(母)がついてないと、ダメな状況」ばかり

 

つくりあげていってしまう可能性があるでしょう。

 

 

 

母親は、子どもの成長とともに

 

徐徐に「自分のこと」も考え、

 

自分がどうしたいのか?

 

自分の人生はどうするのか?について

 

子どもの成長と一緒に、また、考え直していく。

 

これは、とても大切なことだ、と思います。

 

それは、子どもが発達障害と言われてようがいまいが。

 

 

 

子どもはいつか、巣立つでしょう。

 

そのときに

 

「子どもを守るのが私の仕事」しかなければ

 

子どもが巣立つことを、無意識にはばむでしょう。

 

「この子には、私が必要だ」と。

 

「この子がいるから、わたしは我慢をしてる」

 

そんなことは、子どもは望んでいるのでしょうか?

 

それは、もちろん、

 

その子の生きづらさの度合いにもよるでしょうから

 

一概に、気軽には言えません。

 

 

 

ただ、どんな大人も、

 

「自分だけのビジョン」もきちんともち、

 

日常生活で

 

子育てや、仕事、家事、以外に

 

自分だけのこと、を考え、具体的に行動をし続けていること、は

 

結果、身近にいる家族のため、にもなると

 

私は思っています。

 

 

 

なぜなら、そうやって

 

考えることが、視野をひろげ

 

自分の狭くなった価値観をひろげてくれるからです。

 

としをとればとるほど、

 

人はどんどん、選択肢をせばめ、

 

動く範囲もせばめていきます。

 

そのうち、その土地、その仕事、その家から

 

動けなくなるでしょう。

 

  

 

そして、わたしは、親子には親子である理由がある、と

 

そういう考えを持っています。

 

 

 

 

そう、子どもがへらへらしてイライラするんです!っていう

 

お母さんだったら

 

「お母さん、もっと、適当にゆっくりしても

 

大丈夫なんだよ」と教えてくれてるのかも。

 

 

 

のんびりやさんの子どもなら

 

「お母さん、もう少し待って、様子をみる、っていうことも

 

大事なんだよ」と教えてくれてるのかも。

 

 

 

お赤さんが、日々が辛いのは

 

子どもにとっても、大変ですが、

 

それでも、子どもはお母さんが好きで

 

いろんなことを、自分を通して教えてくれようと

 

してるかもしれない。

 

そう思って、改めて、子どもを眺めてみること。

 

 

 

これをすることで

 

魔法ではなく、子どもの新たな一面がみえるようになる。

 

それは、本当だと思います。

 

 

 

 

現に、カウンセリングにやってきた親子。

 

発達障害で心配で、どうなるのか、不安で仕方のない子」は

 

わたしからみたら

 

「ものすごく平和で、誰からも恨まれることもなく

 

必ず、仲間に助けられるだろう、天才的な能力を秘めている子」としか

 

みえませんでした。

 

彼も、自分のことを、何の不安も持っていません。

 

見方によって、どのようにでもなるし

 

大人の見方によって、子どもはどうにでもなってしまいます。

 

 

comuron47.hatenablog.com

 

 

今日は、本当に素敵な少年に出会えて

 

私は、しあわせな気持ちで、帰路につきました。

 

よごれてない心は、こういう風なんだな。

 

人が何を言っても「悪いことを言われている」と疑わない子は

 

こういう子なんだな。

 

きれいな、たくましい心の持ち主でした。

 

 

 

 

帰りに、2人の後ろ姿を眺めていて

 

どうか、今日から楽に、お互いに得て、与えて

 

がんばってください、と思いました。

 

これまでがんばってきた、おかあさんのおかげ。

 

そんな不安でいっぱいのおかあさんを、受け止めてきた

 

少年のおかげ。

 

ほんと、素敵な2人、でした。

 

 

 

 

メルマガでは 

文章のPDFの他に、私の音声動画も配信しています。

返信しているだけで、随分自分が整理されてきている方が

数多く出てきました。

わたしは、とても嬉しいです。

 

よかったら、こちらから登録してください。

 

女医とも子の知的な野生生活

 

 

注意事項:配信元のメールアドレスは 

     comuron47@gmail.com

     です。スマホなどで、迷惑メール設定をなさっている方は

     予め、このメールアドレスを迷惑メール設定から解除いただいてから

     ご登録いただけると、間違いなく配信されると思います。 

 

     

     メルマガは無料ですが、メルマガ内では私のカウンセリング、

     コーチングなどのご案内もさせていただきます。

     そのようなお知らせが深いな方は、登録はご遠慮ください。 


    

 

☆今日のおススメ記事です。

 

comuron47.hatenablog.com

 

************************** 

 

小室朋子 

Facebook

https://www.facebook.com/profile.php?id=100011666965455

 

Twitter: 

ともちん (@comuron1974) | Twitter 

 

 

ブログとはまた、少し違った感じの

ゆるめなFacebookと、

鋭めなTwitterです。

 

フォローしてくれたら嬉しいです♡