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女医とも子の診察室

内科医。日々の気づき、生きること。自分の人生に取り組もう。

優しさと同情の違い。

こんなメッセージをメルマガ読者さんからいただきました。 
 
朋子さんのメルマガを拝読していて
また、自分の両親を見ていて感じるのは
そうやってガマンしている
夫婦がとても多いんだろうなと
 
そういった人たちが、同じように
そういったガマンをすることを
周りの人たちに、自分たちがそうだったから
そうするのが当たり前、というふうに
伝えたり教えないでほしいな
と思いました。
 
我慢をして優しくする。
 
それを他人にし続けていくと、自分はいじけていきます。
 
そうしたいから優しくする。
 
それを他人にし続けていくと、自分はとても幸せな気持ちで生きられます。
 
 
 
我慢をして同情する。
 
それを他人にすることは、他人をバカにしていることになります。
 
そうしたいから同情する。
 
それを他人にし続けることは、他人を自立させることから遠のかせてしまいます。
 
 
 
 
人から何を頼まれたとき、思わず引き受けてしまい、
 
後から後悔したことはありませんか? 
 
例えば、学校のPTA役員、町内会の役員など、
 
引き受けて地域活動に貢献する人。
 
何らかのボランティア活動に汗を流す人。
 
私も、子どもの学童や小学校の役員を順番に引き受けていますが、
 
「今年はやろう」と決めてやるときと、
 
頼まれて断れずに引き受けたときは、心構えが違いますね。
 
 
 
我慢してまで、やらなくていいのです。
 
雰囲気的に、我慢してまで何かをするのは仕方がない、というのが
 
ありますね。
 
本当にそうなのかどうか?妥協ではなく、きちんと落ち着いて
 
考えてみる必要があります。
 
 
 
「よかれ」と思ってやったことも、
 
「自分の優しさ」には限りもあるんだ、
 
ということをわきまえておく必要があります。 
 
 
 
 
優しさゆえの「同情」が、
 
自分の肩の荷を重くし、何もかもひとりで背負い込んで、
 
自分を潰してしまうこともあるのです。 
 
 
 
 
私の周りでもありました。あるお母さん。
 
子育てにプレッシャーを感じ、毎日キーキーしているのに、
 
「ママ友から役員を頼まれ、断れなかった」と
 
幼稚園の役員を引き受けたところ、案の定、子育てと役員に、
 
さらにプレッシャーを感じるようになり、
 
結局怒りの矛先が子どもに向いてしまう。
 
子どもの学校などの生活がうまくいくためのお手伝いとしての役員なのに、
 
自分の子どもに不利益が直接いってしまうのでは
 
本末転倒ですね。
 

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人間関係では、確かに、
 
「人を思いやる気持ち」は大切ですね。
 
 
 
でも、「優しさ」と「同情」を混同すると、
 
本当の「思いやり」ではなくなってしまう

こともあるのです。
 
 
 
 
人から頼まれたことに真摯に向き合い、
 
できるだけ協力することは大切です。
 
一方で同情し過ぎると、そこに誤解が生まれたり
 
本当に解決すべき問題の焦点がずれたり、ぼやけたり
 
自分に過剰に負担がいつの間にかかかってしまって
 
どうにもならなくなることがあります。
 
 
 
 
 
一対一に人間関係の場合、優しい人であればあるほど、
 
相手の苦しみや悩み、相手の弱点を
 
「自分が何とかしてあげたい。」
 
「自分が何とかしてあげなければならない。」
 
そう思う傾向にあるようです。
 
 
 
何とかしてあげたいと思ったときに、
 
「相手が本当に自立するためには?」

という視点を持たないと、
 
返って相手のためにならないこともあります。 
 
 
 
 
私も患者さんに対しては、
 
「優しさ」を持って診療するように心掛けています。
 
でも、患者さんに同情してしまうと、
 
私に完全に依存してしまうのを何度も経験してきました。
 
本来は、「医者いらず」になってもらわなければ、
 
患者さんはしあわせ、ではないはずです。
 
いつも、どこかが悪くて、いつも医者に頼ってなければ不安、
 
それでは、日々の暮らしも安心できないですし、
 
心おだやかではありません。
 
なので、優しさと同情は分けるようにしています。
 
 
 
寄付についても同じように考えてみると、
 
一時的に寄付によって生活が助かって良かった、というのは
 
あるでしょう。
 
でも、その後ずっと寄付に頼り続けなければならなかったら
 
非常に制約もあれば、自分に自信もつかず、
 
常に他人に依存していかなければなりません。
 
それならば、「自分で生活する術」を身につけること、を
 
支援したほうが、お金をはい、と渡しておしまい、よりも
 
ずっと、その人のため、になりそうですね。
 

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一対一の人間関係において、アドバイスをする立場の方も
 
いるでしょう。
 
アドバイスを受ける場合もあります。
 
 
 
その時、
 
「何歳であっても、アドバイスされる側が素直であるかどうか」
 
 ここはとても大切なポイントです。
 
人は素直さがあれば、何歳になっても成長します。
 
自分の悪いと思ったところは直します。
 
もっと良くなろう、と行動します。
 
 
 
でも、素直さがないな、という人にアドバイスをするときは
 
その回数や期間を予め決めておき
 
その間に改善したり、がんばったりしない場合には、
 
「相手を突き放す」ということも、
 
相手にとっては大切な経験をすることにもなるのです。
 
 
 
いつまでも同情して「依存させて」いたのでは、
 
相手はいつまでたっても、
 
何もよくなりません。
 
 
 
「優しい人」にとって、他人を突き放すことは、
 
罪悪感を感じてしまうこともあるでしょう。
 
でも、上に書いてきた通り、
 
本当に相手の自立を思うのなら、
 
時には相手を突き放すことも重要。
 
 
 
 
自分の優しさが同情になっていなかどうか?
 
いつも頭の片隅に置いておくほうがいいですね。
 
そして、優しさも我慢をしてまで与えるものではなく、
 
自分のことがわかって、自分に優しくできたひとが
 
本当の意味で他人にも優しくできるのだ、と思います。
 
 
 
 
身を削ってまで、他人に何かをしてあげること、は
 
崇高な感じがします。
 
信念を持ってそれを喜びとしてやっているのならもちろん、素晴らしいです。
 
でも、確固たる信念もなく、なんとなくいい人でいたいから
 
自分は我慢して他人に優しくする、のでは
 
それをされた方はどうでしょう?という相手の立場にも
 
たってみると、自分の行為も心がこもったものに、なりますね。
 
我慢するくらいなら、しないほうがいいことも、あります。
 

 

 

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