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女医とも子の診察室

内科医。日々の気づき、生きること。自分の人生に取り組もう。

痛がる身体 いじけた身体。

外来になかなか下がらない高熱でやってきた30代女性。 

 

2人子どもがいる。 

 

この時期のインフルエンザかと思いきや、二回検査をしても 

 

インフルエンザは陰性。 

 

よくよく話を聞くと、関節痛といっても 

 

手の指の関節が痛いと。 

 

そして、彼女はこんなことを言うのです。 

 

「10年ほど前にも不明熱で入院したことがあって

 

その時には全身の関節が痛くて筋肉痛もあって。

 

結局不明熱として、終わりました」と。

 

 

 

今回も、血液検査をしたところ、やはり炎症反応は高いけれど

 

感染症の所見があまり見当たらない。

 

彼女は、がっくりして、「また、あれですか」と。

 

私は、リウマチ膠原病の専門ではないし

 

彼女は若いから手の指のこと、心配だから専門医を

 

紹介しようか?と話たのですが、

 

「子どもが小さいし、大学病院への通院と待ち時間自体が

 

子どもをあずけられないから、できません。

 

先生、おねがいします」

 

そう、託されてしまいました。責任重大です。

 

 

 

私は、処方して、しばらく経過観察をしてくことに

 

しました。

 

 

 

そして、彼女にふと、こう聞いたのです。

 

「ねえ、普段から自分のことを、あれもできない、

 

これもだめだ、って責めてない?」と。

 

彼女は私の目をじーっと見てから

 

「そうです。」と。

 

「そういえば、10年前に同じようになったときは

 

独身で、仕事をしていて、もっと自分を責めてました。

 

わたしなんて、なんでいるの?意味がわからないって」

 

 

 

結婚して、地元からこちらへ引っ越してきて

 

いま、生活をしている街。

 

「今は何かつらいことはないの?子育てとか?」と聞くと

 

「いえ、子育ては楽しんでやってるつもりだけど

 

旦那の実家にいくと、義母がものすごくいろいろと、陰で

 

全然ダメだ、って私のことを言ってるのを知ってるので

 

それが本当につらくて、行くたびに、落ち込んでしまうのです」と。

 

 

 

「旦那に味方になってもらえないの?」と聞くと

 

「旦那は、生きてるあいだに親孝行をするものだから、と言ってるから

 

それはそうだ、とわかるけど、行く度に私は傷ついちゃって、

 

それでもっとがんばらないと、私はダメだ、って自分を責めてしまうんです」

 

 

 

このような話は、わりとよく、聞かれます。

 

どこの家も似たようなことがあるものですね。

 

 

 

私は彼女にこう、お話しました。

 

「あのね、自分のことを責め続けているひとは

 

自分で自分の身体を攻撃するようになってしまうのだよ。 

 

それが実際に痛みとなって現れる」と。

 

だから、自分のことを責めるのをまず、やめること。

 

そして、味方を一人でいいからつくること。

 

旦那さんには、こう言いなさい。

 

「わたしも、親孝行をしたい、という気持ちはよくわかる。

 

でも、私は実家へいくたびに、傷ついてつらいから、義母に

 

もう少し言葉を選んだりして、言ってもらえるように

 

あなたから言ってください」とお願いしなさい、って。

 

 

 

夫婦でも、言いたいことが言えないまんま

 

こじれてしまい、とうとう、本音で語ることができなくなって

 

そのまま、硬化してしまうかたちもあるものです。

 

だけど、子育てをする上では特に、夫婦のあいだで

 

言いたいこと、伝えたいことが言えることがとても大事だ、と

 

私は思います。

 

言いたいことが伝わらず、自分の味方でなく、親の味方になってしまう

 

そういうパートナーでは、じゃあ、いったい、誰が子育てをしてるお母さんを

 

守ってくれるのでしょう?

 

 

 

お母さんがそうだと、子どもは? 
 
大事な子ども達はいったい、どうなるのでしょう?

 

 

 

彼女は、そんなことがあるんだ!と驚いていましたが、

 

でも、自分の10年前の同じようなことが起こったときを回想し、

 

今の状況を回想し、

 

「ほんとに、そうなのかもしれません。

 

以前は、もっとひどく責めていたし、熱が出ても我慢して放置していた。

 

そして、最近また、かなり、責めていました。」と。

 

 

 

自分のことを責め続けているひとは

 

自分で自分の身体を攻撃するようになってしまう。 

 

攻撃されたら痛いに決まってる。

 

生真面目で、責任感がつよく、自分だけで何でも背負い込み

 

そしてだれかの期待通りの結果が出なかったり、

 

周りからの心ない言葉によって

 

さらに追い込まれ、長期にわたって自分のことを責め続けたら

 

本当に自分の身体を攻撃し始めるのだ、とわたしは

 

考えています。

 

そういう風な例は彼女だけではありません。

 

 

 

 

もしも、身体のどこかが痛がってるのなら

 

それは「ほんと、もう、わたしのこと、責めないでよ」と

 

自分の奥にいる自分が、叫び声をあげてるのだ、と思ってあげてください。

 

褒めなくてもいいから、責めないで。

 

そして、一日一回でいいから、お風呂のときなんかに

 

「今日もよく、働いてくれたね」と身体にお礼を言うくらいの

 

そんな心配りが欲しいものです。

 

 

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さらに、もう一例あります。

 

健康にとても気をつけているひと。

 

健康にこだわりすぎて、少しでも身体に異常と思われるところを見つけては

 

「なんで、私の身体はこうなんだ!」と怒る。

 

一つ改善したと思ったら、すぐまた、次の不調がやってくる。

 

「なんで?いつになったら、私の身体は完璧になるの?!」

 

そうやって、常に病院や治療院に通い続け、

 

「私の身体って、ほんとダメ」とダメだしを続ける。

 

そういう風にダメだしをされ続けたからだは、

 

いじけて、その通りになっていきます。

 

 

 

 

ダメだしされて、健気にいつまでも元気でいられるはずありませんね。

 

子どもと同じです。

 

親にダメだしばかりされてる子どもはそのうちに

 

英気を失い、生気を失い、家の中から出られなくなるでしょう。

 

それと同じです、身体だって。

 

 

 

 

持ち主にいつも、事細かにチェックされてはダメだしをされ

 

常に緊張して、交感神経優位でピリピリ、寝て休もうとしたって

 

そんなんじゃ、寝ることすらままならず、寝てもすぐ目が覚めたりして

 

「ほんと、ダメな身体!」ってまた叱られる。

 

永遠に終わることのない、ダメだしの日々。

 

そういう身体は、英気を失い、生気を失い、

 

実際に「病い」に陥っていくでしょう。

 

 

 

健康に気をつけ過ぎたり、健康にこだわりすぎた結果、

 

身体にダメだしし過ぎて、いじけさせてしまった身体。

 

かわいそうです。

 

泣いています。身体も、そして表情もほんと、こわばって無表情。

 

 

 

どうして、そんなに完璧を求めるのでしょう。

 

自然は、完璧なんて一つも求めてないし、存在しません。

 

その時々変化があるのが身体であって、こころ。

 

それなのに、いつも緊張してピリピリ完璧を求め

 

人に迷惑をかけまい、かけまい、と返って空回りして

 

結局、うまくいかなくなってしまい、また落ち込む。

 

そんな繰り返しは、もうやめましょう。

 

 

 

綱渡りをやめるのです。

 

 

 

大事なことは、まずは自分の気持ちをきちんと出すこと。

 

他人に出せないのなら、日記でもなんでも書いて出すこと。

 

身近に一人でもいいから、味方を見つけること。

 

そして、ムダに自分を責めることをやめること。

 

自信がない?自信なんてなくてもいい。でも、責めるのはやめる。

 

泣いてます。心も、身体も。

 

自分で責めてたら、いったい誰がしの心や身体を包んでくれるんでしょう?

 

褒めなくてもいいから、責めないこと。

 

そう、決めるのです。

 

 

 

眼光鋭く、身体を観察することも、あまり意味がないことです。

 

それよりも、今、感じてる感覚、といってもそれすら

 

瞬時に変化しますが、それでも感覚をとぎすまし、

 

いま、していることに集中し

 

いま、したくないことはやめたり

 

いま、言いたいことを言ったり、

 

そうすることで、日々の中で自分の健康状態ばかりに

 

目をやらないこと。

 

 

 

健康とは、目的じゃなくて、手段です。

 

完璧な健康もありません。日々歳をとっていき

 

日々、身体は老化するのが自然です。

 

努力してせいぜい、維持できればラッキー。

 

それくらいの気持ちでいいのです。

 

いまの身体で、精一杯できることをする、それだけです。

 

健康を目的にそこになるんだ、と不健康を恐れ

 

身を縮め、息をひそめ、低酸素状態になったら本末転倒。

 

意味がありません。

 

 

 

 

今の状況で、やりたいこと、やれることをめいいっぱいやって

 

自己満足すること。

 

それが、自分の心と身体にやさしくそして、英気も生気も衰えない

 

そんな生き方なのではないでしょうか?

 

 

 

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